Jaku
不完全の中に宿る、静かなる美しさ。一杯の茶に、時を忘れる。
侘びとは、足りなさのなかに
満ち足りること。
寂びとは、古びのなかに
新しさを見出すこと。
完璧を求めず、
移ろいを受け入れる。
— 侘寂の心より
茶 — Cha
宇治・京都
朝の霧に包まれた茶葉を、石臼でゆっくりと。深い緑の香りが、静寂を運ぶ。
嬉野・佐賀
木々の間から差し込む光のように、やさしく透明な味わい。午後のひとときに。
狭山・埼玉
焙じの香ばしさと、枯れた庭の静謐。余韻だけが、長く残る。
摘み取った茶葉を、その日のうちに蒸し、揉み、乾かす。 機械に頼らず、手の温度で水分を確かめる。 一枚一枚の葉に、季節の記憶が刻まれている。 急がず、飾らず、ただ茶と向き合う。 それが、寂の製茶である。
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